チョット時間が経ってしまいましたが、これは今年の冬、ゴルフⅢカブリオの空調関係の修理報告です。
購入当初から空調(エアコン)の作動が不調で、ヒーターが効かなかったり風の吹き出し口の調整が利かない事が気になっていました。冬になってヒーターが効かないのは耐え難く、思い切って修理に取り掛かりました。
事前にネットで情報を集めて、修理方法や必要材料・必要工具等を頭の中でシュミレートして置きます。
いよいよ分解に入りますがエアコンユニットの内部の修理なのでダッシュパネルを取り外すという大掛かりな作業となります。
エアバックやステアリングホイールとディーマーレバーを外し、空調ダクトの中に隠されたビス等を順番に外して行きます。はめ込み式のスイッチや化粧パネルを外すのは割らない様に神経を使います。
グローブボックスやセンターコンソールなど、それぞれのビスを間違えない様に分けて保管するのと、デジカメの画像を残すことも大切です。
メーターやスピーカーを外したら、今度はエンジンルームからの作業となります。
パネルを外すと大量の落ち葉が詰まっていました。
ワイパーモーターとリンクを外して、ダッシュパネルを止めているナットを外すと、いよいよダッシュパネルが外れます。
取ったぞー!
中身がむき出しとなりますが、修理する箇所はまだ見えません。
頑丈なクロスメンバーが邪魔をして作業が進みません。
クロスメンバーを下にずらして中央の空調ダクトを外すと、やっとたどり着きました。
問題のパネルが現れました。(丸い穴が開けられたスチールパネル)
本当は表面にスポンジ状の被膜が貼ってあり、穴が開いていないのが正常なのですが
被膜が全て剥がれています。これでは空気を遮断できませんので、温度調整や吹き出し口の切り替えが効かないですね。
これに張り付ける材料として押出発泡ポリスチレンが良いのではと事前に考えていました。(軽くて丈夫・断絶効果があり、難燃性たぶん新車時の材料より良いと思います。)ネットの修理情報にはアルミテープを張り付け塞ぐ方法が多いようです。
吹き出し口の切替フラップと冷気・暖気のエアーミックスフラップの二枚のフラップを塞ぎます。接着面を脱脂してポリスチレンを張り付けました。
これで問題部分の修理は完了しましたので、今度は元通りに組み立てて行きます。
但し、ダッシュパネルを外した時に気になったのがハーネスの被覆が劣化して、束ねてあるはずの配線ケーブルがバラバラにむき出しになっていました。
ケーブルをコルゲートチューブや融着テープなどで補修したり、劣化してボロボロになったスポンジを張替えます。
自分の車だから焦らずジックリ時間をかけて納得行くまで修理します。
最後に先日最新式に交換したオーディオを純正のカセットステレオに戻しました。やっぱりシックリ来ますね。これでカセットのミュージックテープを聞きます。
完成しまた。
ヒーター効くし、エアコン効くし、良かった良かった!