TOYOTA CARINA

実に、248,841km、地球を約 6周!

これは、うちのカリーナが11年間に走行した距離です。
個人利用の車としては、かなりの走行距離だと思います。最近の車はメカニズムの完成度が高く、ちょっとした手入れ次第で、驚く程の耐久性があると思います。
このページは11年間のメンテナンスの記録です。

 車名
 トヨタ カリーナ (4WD)
 型式  E-AT175
 エンジン  1600cc ガソリン (4A型)
 ミッション  5速 MT
 購入時期  平成 1年 6月
 廃車時期  平成12年 6月
 全走行距離  248,841km



★オイル交換の記録

★主な交換部品の記録

★オイル交換の回数は

★自走不能な故障は

★意外に交換回数の少ない部品は

★一番の問題点は

★終わりに



★オイル交換の記録

  年・月 走行距離 エンジン
オイル
オイル
交換スパン
オイル
エレメント
その他交換消耗部品 備考
1989. 6.           納車
      7. 5   1480km  1480km   1ヶ月点検時
      9. 5   4670  3670        
     12.22  10430  5760     6ヶ月点検時
1990. 3. 4  15760  5330    
      6.17  22500  6740      
      9.29  29383  6883    
1991. 1.25  36821  7438      
      4.11  41690       クーラント及びスパークプラグ交換  
      5. 9  42179  5358    
     10. 7  49033  6854      
1992. 1.27  57275  8242    
      4.30  64646  7371      
      8.16  72740  8094    
     12. 8  79534  6794   エアーエレメント交換  
1993. 3.20  87100  7566    
      7. 4  95300  8200   ミッション及びR・デフオイル交換  
      9. 4 100008       タイミングベルト、テンションナー
スパークプラグ交換
 
     11. 7 105660 10360 クーラント交換  
1994. 3.12 114417  8757       
      6.18 122115  7698    
     10.15 129950  7835      
1995. 2.18 138400  8450    
      5.28 146340  7940      
      9.18 154030  7690    
     11.18 158240       クーラント交換  
1996. 1.21 162740  8710      
      5.12 170917  8177    
      9. 1 179920  9003      
     12. 8 187000       バッテリー交換  
     12.24 188700  8780    
1997. 5. 5 197030  8330   ミッション及びR・デフオイル交換
スパークプラグ交換
 
     11. 1 203780        タイミングベルト及び
その他のベルト交換
 
1998. 1.24 206230  9200    
      6. 2 211280  5050      
1999. 1. 9 219650  8370 クーラント及びサーモスタット交換  
      5.30 227000  7350      
2000. 1.22 240215 13215    
2000. 6. 2 248841          廃車

★オイル交換の回数は

11年間に行った、オイル交換の全回数は32回を数えました。
交換したオイルの全量は約104リットル。オイルエレメントは、オイル交換2回にエレメント1回の交換で16回となりました。
2回のディーラーでの点検時の交換を除き、すべて私が行いました。ある程度のグレードのモノを、マメに交換した方が良いとも言われますが、この車の場合、使用状況と冬期冷間時の潤滑性能を考慮して、主に0W−30のやわらかい高級オイルを、結構長めのスパンで交換しました。


★主な交換部品の記録

交換部品 回   数 交換時期(km時) 備  考
キャタライザー 1回   クレーム交換
マフラー 部分的に交換及び補修を多数 多数 腐食
EX・マニーホールド 1回   排気漏れ
R・ブレーキディスクロター 1回 211280 腐食やせの為リアのみ
ブレーキパッド フロント1回
リア  2回
173598(F・R)
208000(リアのみ)

引きずりの為
R・ブレーキバックプレート 1回 211280  腐食
ブレーキピストンシール フロント1回
リア  1回
211280
208000

引きずり
サイドブレーキワイヤー 1回 211280 伸びにより
パーキングブレーキライニング 1回 211280  
タイミングベルト 2回 100008
203780
 
タイミングベルト・テンションナー 1回 203780 念のため
補器類のベルト 1回 203780 念のため
スパークプラグ 3回  41690
100008
197030
 
ウォーターポンプ 1回 203780 念のため 
サーモスッタット 1回 219650  
オルタネーターブラシ 1回 233000 O.Hを行う
燃料ポンプ
燃料タンク
燃料センサー
1回 202000 燃料ポンプ故障時
ワイパーリンク 1回  99000  
ワイパーブレード 数回 随時  
フォグランプレンズフレーム 1回 114417 腐食
バッテリー 1回 187000 7年半使用
タイヤ 冬季のスタッドレスタイヤが摩耗したら
夏タイヤへと使い回し使用の為、回数不明
エンジンオイル 32回 上の表参照  
E・オイルエレメント 16回 上の表参照  
ブレーキオイル 4回 車検ごと  
クラッチオイル 2回    
ミッション、R・デフオイル 2回  95300
197030
 
クーラント 5回  41690
105660
158240
203780
219650



(ウォーターポンプ交換)
エアークリーナーエレメント 1回  79534  
A
その他、部品交換せず修理で直った故障
故障内容 原      因 修理内容
パワーウィンドの不動 運転席側、集中コントロールスイッチの接点不良 接点の研磨でOK
ヒーター誤作動 コントロールパネルの基盤接触不良 不良個所の半田付け

★意外に交換回数の少ない部品は

部 品 名 交換回数 備   考
クラッチ板 交換なし 乗り方と高速メインの為
エアコンのフロンガス 交換及び補充なし  
バッテリー 1回 7年半使用
ブレーキパッド フロント1回
リア  2回

引きずりの為
スパークプラグ 3回  
エアークリーナーエレメント 1回(清掃は何回か) 高速メインと、空気がきれい?

クラッチ板の交換は一回も無し、F・ブレーキパッド交換1回とは、走行距離を考えれば異常に少ないと思いますが、高速道での使用が多かった為と思います。また、エアコンについては、ガス漏れ、故障等一回も無く快適に使用でき、外国車への日本製エアコンの搭載が多いのが納得できました。信頼のJAPANメイドを実証。


          97000km余りの使用に耐えたプラグ
これは100008kmから197030kmまでの97022kmを使用したプラグです。
プラチナ電極のプラグなら10万km無交換OKと聞きますが、普通の電極のプラグで
この距離ですと、やはり相当電極が減っているのが解ります。
しかし、エンジン不調で交換したのではありませんでした。
焼け色もご覧の様にキツネ色、何回スパークしたことか。

★自走不能な故障は

走行不能になった故障は1回のみ、これは燃焼タンク内蔵のフューエルポンプへの配線腐食が原因でポンプが動かず、エンジン始動ができなくなりました。燃料タンク上部の腐食が激しかった為、タンク、ポンプ、センサーを一緒に交換しました。


★一番の問題点は

11年間の保守管理で一番大変だったのが、腐食との戦いでした。当地方の様な降雪地帯では、冬場、道路に融雪剤(塩カル及び塩水)を散布します。これが金属の腐食を大幅に促進してしまいます。この腐食が洗車できない場所、たとえばモールの隙間、車体裏側、エンジンルーム等から進行してきます。雨漏りもだいぶ前からしていました。また、足周り(ストラット)の腐食が激しく、安全面に不安を感じる様になったことと、そして今回、ラジエターの腐食から水漏れが始まったことが買い換えの決断となりました。


                     新車のカリーナ
色は、前回同様シルバーに決定。やはり、雪道を考え4WDを選定。排気量は1600から
2000ccにパワーUP、そして今度はATミッションを選択しました。
今度は何km乗るのでしょう。

★終わりに

今回、まる11年にして買い換えを決意いたしました。
30万km走覇が一つの目標でしたが、目標を達成できず買い換えてしまいました。理由として、これ以上の継続保持は不経済となってしまう為でした。腐食した部品を交換しても、次から次へと交換を迫る部品が出始め、また部品を交換するのにもボルト・ナットの腐食の為、修理に手間がかかってしまうなどが主な理由です。しかしエンジンは絶好調で異音やオイル消費もほとんどなくて、もったいない様な残念な気持ちもありました。そしていよいよ新車が届いた訳ですが、メーカー、車種、色が同じこともあり、ごく自然になじむことができました。11年の時を隔てた車は、安全性の向上を考慮しながら購入者を裏切らない低コスト化が進んだ作りでしょう。コストを下げても質感は落とさず、外装・内装共に上手な作りです。それでいてマフラーのステンレス化など耐久性の向上は随所に見られます。新しいこのカリーナにも先代以上の安全性と快適性、そして耐久性を期待して保守管理に努めたいと思います。


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